9月26日の聖書のおはなし 【聖書のおはなし】 2021-09-27 18:00 UP!

 

「目に見える羊飼いに守られて

 

聖書のことば

「主は羊飼い、わたしは何も欠けることがない。」

詩篇 23:1

 

チャプレン 司祭 ダビデ林 和広

 

おはようございます。今日も幼稚園に来てくれてありがとう。元気ですか?

 

こないだ園長先生とお話していたときに、園長先生から、「『牧羊幼稚園』という名前の幼稚園は日本の中でここだけなの」ということを聞きました。キリスト教の教会の保育園、幼稚園というのは日本にはたくさんあります。でも、その中で「牧羊幼稚園」という名前はたった一つしかない。

 

「牧羊」とは、羊を育てる、という意味がありますが、この名前はこの幼稚園に深い関わりのあるシェバード先生のお名前からきているそうです。シェパードとは「羊飼い」という意味があります。たくさんいる羊の群れといつも一緒にいて、守り、羊が大好きな草を食べて元気で生きていくことができるようにしてくれます。

 

羊飼いの生活は、二通りあって、一つはとっても大きな丘などに家を建て、囲いを作ってその中で羊とともに生きる生活と、もう一つは羊が食べる草を求めて、長い時間をかけて羊たちと旅をする羊飼いの生活があります。羊飼いはたくさんいる羊の顔をきちんと覚えていて、一匹ずつ名前をつけて大切にします。オオカミなど羊に襲いかかる怖い動物がいますが、そのような怖い動物から羊を守ります。羊飼いは羊のために生きています。羊は羊飼いのことが大好きで、安心して、羊飼いと一緒に過ごします。

 

今朝の聖書のことばは、「主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない」ということばです。このことばは聖書の中にある詩篇という書物からのことばですが、このことばを書いた人は、神さまのことを羊飼いと呼んでいます。そして、わたしたち人間は羊であることを伝えます。羊飼いが羊のことをいつも大切にし、いつも守ってくれて、いつも安心して生きるようにしてくれているように、神さまはみんなことを大切に想い、守ってくれていることを伝えてくれているのです。

 

目には見えない神さまがみんなのことを守ってくれています。そして、目には見えない羊飼いである神さまは、みんなに目に見える羊飼いを与えてくれています。目に見える羊飼いを通して、目には見えない神さまがいつも一緒にいてくれていることをみんなに知らせるためです。

 

目に見える羊飼い、誰でしょう?それはみんなの目の前、周りにいる先生たちのことです。先生たちが神さまから与えられた目に見える羊飼いとして、みんなのことを守り、大切にしてくれます。みんなが安心して過ごし、遊び、いろんなことを学びながらどんどんと成長していくことができるように一緒にいてくれます。

 

先生たちを通して、目には見えない神さまがいてくれることを感じながら、安心して、この幼稚園で生活してください。今日も1日、楽しい日でありますように。

 

9月13日の聖書のおはなし 【聖書のおはなし】 2021-09-13 18:10 UP!

 

「いろんな思い、力を出し合う

 

聖書のことば

「心を一つにし、思いを一つにして、

固く結び合いなさい」

コリントの信徒への手紙1 11

 

チャプレン 司祭 ダビデ林 和広

 

おはようございます。少し涼しくなってきました。今日も幼稚園に来てくれてありがとう。

元気ですか?

 

去年からコロナウイルスが日本に入ってきて、日本中に広がっていって、たくさんの人がコロナウイルスによって苦しい思いをしています。1年以上経った今でもコロナウイルスはあちこちにたくさん広がって、なかなか消えてくれません。そのような中で、幼稚園での礼拝も二階のホールに一つに集まって礼拝が出来なくなっています。それぞれの部屋で、神様にお祈りをすることになりました。

 

でも、それぞれの部屋でみんな大きな声で、声を合わせてお祈りしてくれています。一つの部屋にみんなが集まることができなくても、それぞれの部屋からイエスさま、神さまにお祈りしています。

 

今朝の聖書のことばは「心を一つにして、思いを一つにして、固く結び合いなさい」ということばです。

 

先週、お話したパウロという人が書いた手紙からのことばです。どうしてパウロがこのようなことばを書いたのでしょう? パウロの手紙によれば、コリントというところにある教会の中で、仲間割れがあったようです。「僕は〜君のお話は聞くけど、〜君のお話は聞かないとか、僕は〜のおともだち、仲間だけど、〜君とは仲間、おともだちじゃない!と、お互いに争いがあったのです。これを知ったパウロは、「みんな、心、思いをひとつにしよう」、それを伝えるために手紙を書いたのです。

 

みんなそれぞれいろんな思いを持っています。自分はこれが好きでこうしたいけど、おともだちは自分が好きなことはあまり好きではなくて違うことをしたいとか、色々あります。それはそれで良いと思います。でも、それぞれいろんな思いを持っているけど、自分とは違うおともだちの想いも大切にしてあげることも大事です。

 

パウロはみんな一人ひとり、顔も体も違うように、いろんな思いを持っている。でも、みんな一人ひとりが、神さまからいのちを受け、大切にされて、生かされていることを伝えます。みんな、同じ神さまの子供なんだ、そのことを伝えます。

 

みんなのいろいろな思いを出し合うと、いろんな面白いこと、楽しいことができます。みんなのいろんな力を出し合うと、一人ではできないこともたくさんできるようになります。

 

神さまは みんながそれぞれ思いや力を出し合って、楽しい幼稚園にしてくれることを願っているのです。みんながこの牧羊幼稚園に来てよかった、みんなと出会えてよかったと、思えるような幼稚園になることを望んでいます。その神さまの思いをみんなが一つになってかなえて欲しいと思います。

 

お知らせ 【園からのお知らせ】 2021-09-10 11:56 UP!

緊急事態宣言が9月30日まで延長となりました。

県知事からメッセージが届きましたので、お知らせいたします。

9月6日の聖書のおはなし 【聖書のおはなし】 2021-09-06 18:10 UP!

「いつまでの残るもの

 

聖書のことば

「信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。

その中で最も大いなるものは、愛である。」

コリントの信徒への手紙1 1313

 

チャプレン 司祭 ダビデ林 和広

 

おはようございます。今日も幼稚園に来てくれてありがとう。元気ですか?

先週から2学期が始まり、毎週月曜日の礼拝が始まりました。毎週、みなさんと一緒に礼拝をして、その中で聖書のことばのお話をさせていただいていますけど、今朝の聖書のことばは、「信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。その中で最も大いなるものは、愛である」と言うことばです。

 

今年は西暦でいうと2021年ですけど、西暦54年頃、パウロという人がコリントというところに住んでいる人たちに書いた手紙にあることばです。今から1967年前に書かれた古い手紙です。パウロがこの手紙を書いているときには、イエスさまは復活して、天の神様のところに昇られていたのですが、パウロは復活したイエスさまとの出会いを通して、神さまのこと、イエスさまのことを伝えよう、そう決意して、あちこちに旅に出かけ、そして、いろんなところで、いろんなところに手紙を書きました。とっても古い手紙のことばですが、そこに書かれていることは、今、ここに生きているわたしたちにもわかる、大切なことが書かれています。

 

信仰とは、信じること、希望とは、あきらめないで生きること、愛とは、神さまのこと、イエスさまのこと、そして、おともだち、先生、家族、出会う人を大切に想うことです。これらは全部、みんなの想い、心のことで、目には見えません。でも、これがとっても大事なことだとパウロは手紙に書きました。

 

その中でも「愛」が一番大事だと言います。愛とは大切に想う心で、目には見えないものですが、それを目に見えるものにすることができます。おともだちにやさしい言葉をかけたり、おともだちが困っていれば助けてあげることができます。それによって、おともだちはそれを聞いたり、助けてもらったことで、その「想い、心」を知ることができます。

 

わたしもおともだち、家族、いろんな人たちから優しいことばをかけてもらったり、困っているときに助けてもらったことがたくさんあります。そのことは忘れていません。私のことをとっても大切に想ってくれたおじいちゃん、おばあちゃんは、もう、神さまのところに帰っていって、今は、目には見えないけど、おじいちゃん、おばあちゃんから小さな頃にとっても優しくしてもたったこと、助けてもらったことは、ずっと忘れません。苦しいとき、悲しいとき、それを思い出します。その想いは今も生きていているのです。

 

大切に想う心は、目には見えないけども、人を元気する力があり、そして、それはいつまでも残る力を持っています。みんな、お互いにその大切に想う心を分け合ってください。きっとこの先のみんなの人生においても、元気を与えてくれるものとなるでしょう。