こねこのトムのおはなし(3月) 【図書だより】 2014-03-13 09:58 UP!

ビアトリクス・ポター作・絵 
石井桃子訳 福音館書店
ビアトリクス・ポター作・絵 
石井桃子訳 福音館書店

お茶の会にお友達を呼ぶことになったおかあさんねこは、三匹のこねこたち、ミトンにトムにモペットの顔をあらい、毛にブラシをかけ、美しいよそいきの服を着せました。そしてお茶の準備をするあいだ外に遊びに行かせました。それが間違いのもとだったのですが・・。窮屈な服を着せられて迷惑をしているこねこたちの大騒動は、いかにもそうであろうという可愛らしい、しかも美しい挿絵で描かれ見ていて飽きません。ねこであって人間の子どもと同じ、でもねこ以外のなにものでもない、ポターの手腕は見事です。こねこのなかでも一番いうことをきかないトムは『ひげのサムエルのおはなし』にも登場して、それはそれは困った事件にまきこまれますのでそれもお楽しみに。

2ひきのわるいねずみのおはなし(3月) 【図書だより】 2014-03-13 09:56 UP!

ビアトリクス・ポター作・絵
石井桃子訳 福音館書店
ビアトリクス・ポター作・絵
石井桃子訳 福音館書店

あるところに大変きれいな人形の家がありました。その家の住人の人形達が留守の間にやってきた2ひきのねずみたちは、とてもおいしそうなごちそうがテーブルの上に並んでいるのを見て大喜び。さっそく食べようとするのですが、その堅いこと! それもそのはず陶器でできていたのですからね!怒ったねずみたちは乱暴ろうぜきを働き始めます・・。反省したねずみたちが拾ったお金でこわしたものの弁償をし、毎朝掃除に行く結末はなんともほほえましく心温まるものです。

ビアトリクス・ポター作・絵
石井桃子訳 福音館書店
ビアトリクス・ポター作・絵
石井桃子訳 福音館書店

 生垣の下の土手にできた穴の中にすんでいるのねずみのチュウチュウおくさんは、それはそれはきれいずきでした。長い、砂でできた廊下のあちこちには物置やくらがあり、もちろん居間やおかってや、おくさんの寝る部屋もありました。ところがおくさんがちょっと目をはなすと、クモやら虫やらびしょびしょにぬれたカエルやらが入りこんできれいに掃除した家をめちゃくちゃにしてしまうのです。どんなトラブルにもめげず、大掃除の後には楽しいお茶の会を開くチュウチュウおくさん、私たちもこうありたいものですね!

野の花えほん  春と夏の花(2月) 【図書だより】 2014-03-13 09:51 UP!

前田まゆみ作  あすなろ書房
前田まゆみ作  あすなろ書房

 たんぽぽ、すみれ、れんげの季節がもうすぐです。季節の花をみつけ、花と遊んだり花を味わったりしてみませんか。ずいぶん開けてきたとはいえ、鹿の子台はまだまだ自然にめぐまれた場所です。ここで育つ子どもたちは本当に幸せ。大人になればどこに住むことになるかわからないのですから、今のうちにしっかり子ども達の目を自然にむけてあげて欲しいとおもいます。お母さんや友達とれんげの花輪をつくるなんて、一生にたった一度の思い出になるかもしれません。『秋と冬の花』もあります。

和の行事えほん 春と夏の巻(2月) 【図書だより】 2014-03-13 09:49 UP!

高野紀子作  あすなろ書房
高野紀子作  あすなろ書房

日本のくっきり特徴のある四季が、日本独特の色彩感覚、味覚などを創ることになったのだといわれています。きっとそれぞれの季節の独特な行事やしきたりは、自然の美しさとしっかり結びついて子ども達の感性を育ててくれることでしょう。この本には季節の行事の意味や味わい方が、楽しい絵と共にたくさん紹介されています。『秋と冬の巻』もあります。

小林一夫監修  ひかりのくに
小林一夫監修  ひかりのくに

 資源の少ない日本で、これだけ豊かな生活ができるのは日本人の手先が器用だからと昔から言われています。おりがみは手先の器用さを育てるだけでなく空間認知の発達にも良い影響を与えるのだそうです。遊びながら育つ能力ってすばらしいですね。季節の行事の飾りは、お金をかけなくとも毎年新しく作って飾ることができるのです。おひなさまもこいのぼりも、子ども達と一緒に作って指先と頭の鍛練をしましょう!

おかしなゆき ふしぎなこおり(1月) 【図書だより】 2014-01-10 18:35 UP!

写真・文 片平孝  ポプラ社
写真・文 片平孝  ポプラ社

 空で生まれた小さな氷のつぶの雪は、ひとつひとつみなちがう形をしています。地上につもった雪も、つもった場所によって様々な形になります。氷も樹氷もつららもみんな寒い冬の不思議な現象です。日本に四季があるというのは本当に幸せなことです。寒い時ですが、折をみては自然の不思議を子ども達に見せてあげて下さい。

ちいさなしろくまくんのおはなし(1月) 【図書だより】 2014-01-10 18:34 UP!

ドロシー・シエリル作  湯沢朱実  こぐま社
ドロシー・シエリル作  湯沢朱実  こぐま社

 ちいさなしろくまくんはある晩「ぼく ねむくない。ぼく あそびたいの」とお母さんに訴えましたが、むりやりベッドに入れられてしまいました。ところがしろくまくんはお母さんがいなくなると、こっそり起き上って外へでかけてしまいます。家のそとには月がでていて雪がつもっていました・・。対象年令が幼いわりにはことばの量がとても多いのですが、幼い子どもの気持ちにそって丁寧におはなしが進んでいくのでわかりやすく、初めての読み聞かせにぴったりの絵本です。年少から。

チャーリーのはじめてのよる(1月) 【図書だより】 2014-01-10 18:33 UP!

エイミー・ヘスト文 ヘレン・オクセンバリー絵 さくまゆみこ訳 岩崎書店
エイミー・ヘスト文 ヘレン・オクセンバリー絵 さくまゆみこ訳 岩崎書店

 初めて子犬を飼うことになった小さな男の子のヘンリーは、子犬をしっかり胸にかかえて家にむかいました。その途中、ヘンリーは子犬にチャーリーという名前をつけることにします。チャーリーの世話はヘンリーの役目。夜台所に独り寝かされて淋しくて鳴く子犬を、いけないと言われていたけれど、ヘンリーは自分の部屋へつれて行きます・・。

子犬と子どものふれあいが温かくえがかれます。年長以上。

おもちゃ屋へいったトムテ(12月) 【図書だより】 2014-01-08 11:01 UP!

エルザ・ベスコフ作 ささめやゆき絵 菱木晃子訳

福音館書店
エルザ・ベスコフ作 ささめやゆき絵 菱木晃子訳

福音館書店

 素敵な贈り物のおはなしの本を三冊御紹介します。いずれも年長むきです。

 人形作りの女の人の家にこびとの妖精のトムテが住んでいました。クリスマスの少し前のある日、トムテは人形と間違えられておもちゃ屋へ送り出されてしまいます。おもちゃ屋のショーウィンドウに他のおもちゃたちと一緒に並べられたトムテは、子ども達が集まってくると踊ったりおどけたりしてみせるのでおもちゃ屋は大繁盛します。その子ども達の中に、貧しい家の男の子スバンテがいました。そしてトムテはその子へのクリスマスプレゼントとして買われてしまいます。

長い物語を楽しむきっかけになる絵物語です。一緒に楽しみながら丁寧に読んであげてください。